ウィニー開発者に罰金150万円の有罪判決 京都地裁
ファイル交換ソフト「ウィニー」を開発・公開し、利用者が許可を受けずに映画やゲームなどをインターネット上で送信するのを助けたとして、著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われた元東大大学院助手金子勇被告(36)=東京都文京区=に対する判決公判が13日、京都地裁であった。氷室真裁判長は「著作権者の利益が侵害されることを認識しながらウィニーの提供を続けており非難は免れないが、著作権侵害の状態をことさら生じさせることは企図しておらず、経済的利益も得ていない」と述べ、罰金150万円(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。金子被告は控訴する方針。ソフトウエアが不正に利用されたことを理由に、開発者を有罪とした司法判断は初めてで、今後の技術開発にも影響を与えそうだ。
判決によると、金子被告は自ら開発したウィニーが著作権の侵害に使われていると知りながら、03年9月に自分のホームページに最新版を公開。群馬県高崎市の男性(44)と松山市の男性(22)=いずれも同法違反罪で懲役1年執行猶予3年の有罪確定=が同月、ゲームソフト「スーパーマリオアドバンス」や映画「ビューティフル・マインド」など計28本を無許可で不特定多数のネット利用者に送信できるようにし、著作権侵害の手助けをした。
判決はまず、ウィニーの性格について「さまざまな分野に応用可能で有意義なものであり、技術自体は価値中立的なもの」としたうえで、技術の外部への提供行為が違法になるかどうかについては「その技術の社会における現実の利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様による」とする一般的な判断基準を
示した。
そのうえで、金子被告が捜査段階の供述やホームページに掲載した内容などをもとに、ウィニーが一般の人に広がることを重視し、ファイル共有ソフトがインターネット上で著作権を侵害する態様で広く利用されている現状を認識しながら認容していた▽金子被告が著作権侵害がネット上に蔓延(まんえん)すること自体を積極的に企図したとまでは認められない――と認定した。
さらに、やり取りされているファイルのかなりの部分が著作権の対象となるものだったことを認識しながら、ホームページ上でウィニーを公開し、不特定多数の利用者が入手できるようにした、と指摘。これにより実行犯による著作権侵害行為が行われたとして、金子被告の行為は幇助犯を構成すると結論づけた。
閉廷後、金子被告は「ウィニーは将来的に有用な技術であって、将来、その技術は評価していただけるものと信じています。それだけに今回の判決は残念でなりません。日本のソフトウエア技術者があいまいな幇助の可能性に萎縮(い・しゅく)して、有用な技術開発を止めてしまう結果になることが何よりも残念です」などとするコメントを出した。
asahi.com - 2006年12月13日
Post DATE: 2006/12/13
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Winnyの正しい理解か
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関連ページ
金子勇氏を支援する会
■winnyの開発者の47氏が逮捕されましたの巻■ (私的2chメルマガ倉庫・2004年(2003/05/01〜))
INTERNET Watch
2004年
京都府警がWinnyに叩きつけた挑戦状
本誌記事にみる「Winny」開発者逮捕へ至る経緯
捜査書類「サルベージ」に執念を燃やす京都府警
Winny開発者の真意が見えない「世紀の裁判」
2006年
Winny開発者の裁判に村井教授が証人として出廷、検察側の主張に異議
ITmediaニュース: Topics:Winny事件の衝撃
日経BP ITPro: Winny作者逮捕から日本のプログラマについて考える
個人情報などの流出事件について
Winny個人情報流出まとめ
個人情報流出対策「法人向けWinny削除ウイルスソフト?」
INTERNET Watch
Winnyのもうひとつの脅威 個人情報暴露の実態
本誌記事に見る“Winny流出”
ウィニーによる情報流出(Yahoo!ニュース)
Winny問題 特設サイト(日経パソコン)
Winny
巨大電子掲示板サイト2ちゃんねるのダウンロードソフト板で、β版が2002年5月6日に公開された。開発者は、元東京大学大学院情報理工学系研究科助手・金子勇。開発を宣言した2ちゃんねるのスレッドのレス番号から「47氏」と呼ばれた。
このソフトウェアの名称の由来は、開発当時に流行していた同様の用途に主に使われていたP2PソフトであるWinMXの次を目指す、という意味を込めて、WinMX → WinNY(NとYはそれぞれMとXの次にくるアルファベット) → Winny という意味合いで命名された。
開発者逮捕時のWinny最新版は「Winny 2.0Beta7.1」であり、このほかにもクラック版として開発者非公認のバージョンが出回っている。ネットエージェントの報道によると、2006年4月現在のユーザー数は44万から53万人程度である。
巨大電子掲示板サイト2ちゃんねるのダウンロードソフト板で、β版が2002年5月6日に公開された。開発者は、元東京大学大学院情報理工学系研究科助手・金子勇。開発を宣言した2ちゃんねるのスレッドのレス番号から「47氏」と呼ばれた。
このソフトウェアの名称の由来は、開発当時に流行していた同様の用途に主に使われていたP2PソフトであるWinMXの次を目指す、という意味を込めて、WinMX → WinNY(NとYはそれぞれMとXの次にくるアルファベット) → Winny という意味合いで命名された。
開発者逮捕時のWinny最新版は「Winny 2.0Beta7.1」であり、このほかにもクラック版として開発者非公認のバージョンが出回っている。ネットエージェントの報道によると、2006年4月現在のユーザー数は44万から53万人程度である。
Winny Group - Winnyの木
Winnyで情報流出した企業・団体名の一覧
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